Platelet Rich Plasma Therapy ・
Autologous Protein Solution Therapy
自己多血小板血漿治療
当クリニックは、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」において求められる「特定細胞加工物製造」に関する届出を近畿厚生局に提出し、2016年4月27日に受理されております。
また、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」において求められる「再生医療等提供計画」に関する届出を近畿厚生局に提出し、2016年7月8日に受理されました。また関連施設の神戸関節症クリニックでは変形性膝関節症に対してのAPS療法の認可も受け、変形性関節症に対してのPRP療法(APS療法)を開始いたしました。
血液の中には、傷を治す働きを持つ「血小板」という成分があります。
この血小板を高濃度に凝縮し活性化させたものが、PRP【Platelet-Rich Plasma(多血小板血漿)】です。 PRP にはたくさんの成長因子が含まれていて、細胞の成長を促進する力があります。 この力が、人の本来持っている治癒能力や組織修復能力・再生能力を最大限に引き出し、傷んだ関節軟骨・靭帯などの治癒をうながすと考えられています。
APSとは自己タンパク質溶液、Autologous Protein Solutionの略称で、患者さんご自身の血液から炎症を抑える良いタンパク質と軟骨の健康を守る成長因子を高濃度抽出したものです。 APSは血液からPRP(多血小板血漿:Platelet-Rich Plasma)を分離し特別な加工を加えることで、膝関節症の治療に有効といわれる成分を高濃度に抽出するため、次世代PRPとも呼ばれています。
患者様ご自身の血液から作製したPRPを患部に注射する治療です。
患者様ご自身の血液を用いるため、免疫反応の起きる可能性は極めて低いと考えられます。
また、採血と注射のみで終わるため、患者様の体への負担も少なくて済みます。
効果や効果の持続期間には個人差があります。
治療は日帰りで終わります。原則として麻酔は必要ありません。
まず、それぞれの患者様にふさわしい治療方法を決定するため、精密検査を行い、PRP治療前の診断を行ないます。
治療前診断は原則自由診療にて行います。
例えば両ひざの痛みであれば両ひざのレントゲン検査、MRI検査を行い、必要な治療がPRP療法なのか、APS療法なのか、治療効果の見込みを判断すると共に、手術が必要な状態であれば、保険診療による手術療法に切り替えを行ないます。
PRP療法、APS療法が必要となれば、患者様より採血を行ない、PRP/APSを作成し、患部に投与を行ないます。
(変形性関節症に対するAPS治療の場合は関連施設、当院3階の神戸関節症クリニックでの投与となります)
1
PRP療法、APS療法は公的保険の対象ではありませんので、自由診療にて下記の費用が必要です。
・再生医療コンサルティング費用
(治療前診断料) 50,000円
必要な治療方法がPRP療法なのか、APS療法なのか、手術が必要な状態なのかをレントゲンやMRI精密検査などを行ない判断します。
治療前診断を受けていただいた後
2
PRP療法、APS療法は公的保険の対象ではありませんので、自由診療にて下記の費用が必要です。
スポーツ障害などに対する
関節外へのPRP投与の場合
ZIMMER BIOMET社製GPS(R) IIIシステム使用
● 一般90,000円
● 一般80,000円
変性関節症など関節内への
PRP /APS投与の場合
ZIMMER BIOMET社製APSシステム使用
●1本 250,000円
※両ひざの場合 1式(2本) 500,000円
セルソース社 PRP-FD使用
●2本 150,000円
※両ひざの場合1本ずつ投与 1式 150,000円
※PRP-FDの場合は当日採血、3週間後の投与となります。
※関節内投与の場合は当院3階の神戸関節症クリニックでの投与となります。